ジョン・ロード『代診医の死』刊行予定

 ジョン・ロードの『代診医の死』(1951)が、本年3月にROM叢書第12巻として刊行される予定です。既にROM第141号でも予告が出ているようですので、私のブログでもお知らせさせていただく次第です。
 ご希望の方は、以下のサイトをご覧ください。
 http://page.freett.com/LeoBruce/ROM-j.htm


「代診医」英初版
英初版“Dr. Goodwood’s Locum”表紙


「代診医」米初版
米初版“The Affair of the Substitute Doctor”表紙
スポンサーサイト

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

ジョン・ロード『代診医の死』刊行

 ジョン・ロードの『代診医の死』(1951)がROM叢書第12巻として刊行されました。 ご希望の方は、ROM叢書のサイトをご覧ください。
 なお、本書の刊行に当たっては、小林晋氏、須川毅氏から多大なるご尽力をいただきました。ここに改めてお二人に感謝申し上げます。
 また、刊行に至るまでの間には、故加瀬義雄氏から様々なご助言、ご指導を賜りました。加瀬氏がおられなければ本訳書が完成をみることはなかったでしょう。この翻訳をロードの熱烈なファンでもおられた加瀬氏の御霊に捧げたいと存じます。


代診医の死

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

御礼――ロード『代診医の死』

 『代診医の死』が完売したとのご連絡を須川氏からいただいた。須川氏が会われた人の間では大変評判がよかったとのことで、氏にも喜んでいただいたし、そう伺って私も嬉しく思っている。刊行にあたって御尽力いただいた須川氏、並びに、読んでいただいた皆様に改めて感謝申し上げたい。
 私が直接知る限りでは、アンフェアだと憤る意見はほとんど聞かれなかったが、意見が分かれたのは、やはり、中間部の尋問や議論の部分に関してだろう。こうした部分が退屈だというのが、ロードを批判する人たちによく見られる意見なのだが、本作に関しても、そうした意見が聞かれた。反対に、推理小説としては当然のプロセスであり、さほど退屈とも思わなかったという意見も少なくなかったように思う。
 推理小説を謎とその解明から成り立つものと捉え、作者と読者の挑み合いと考える読者は、こうした議論を作者が読者に提示した手がかりと見なして舐めるように読むだろうし、こうした議論を通して事件の経緯をおさらいしたり、問題点を整理するのに役立てたりするものだ。『見えない凶器』の解説で述べておられるように、故加瀬義雄氏もまさにそうした読者の一人で、加瀬氏のような筋金入りの謎解きファンにとっては、「本当はこれこそ探偵小説の一つの面白さ」ということになる。
 私も、客観的に見れば、単純に息抜き的な娯楽としてミステリを読む読者の多くは、そこまで深く読み込むことはしないし、むしろストーリーを漫然と読み流していくタイプの読者がマジョリティを占めていると思うから、ロードを退屈と思う読者が多いのは仕方がないとも感じている。シモンズのような犯罪心理小説の讃美者がロードを嫌うのも、その意味ではよく分かる。
 失礼ながら、議論部分の存在が致命的なほど退屈だという感想を持つ読者は、それだけ漫然と読み流すような読み方しかしていないと白状しているようなものだし、(私自身も、それなりに議論をフォローし、反芻したおかげでプロットが見抜けたのだが、)こういう読者ほど、作者が提示したせっかくの議論の整理を読み飛ばしてしまうために、プロットを見抜ける(作者との勝負に勝てる)人は少ないように思えた。
 ロードはやはり筋金入りの本格ファンに向いた作家だと改めて認識したし、その意味では、これからも大衆読者層に浸透するような人気を獲得することはあるまい。しかし、『見えない凶器』や『吸殻とパナマ帽』などを読んで「ロードの作品は時代遅れ」と思い込んでいた本格ファンに、ロードの真価を再認識してもらい、未紹介の作品にも読むに値する傑作が眠っているのではないかという期待を抱いてもらえたのであれば、ご紹介した意義は十分にあったと思っている。それこそ、加瀬氏が望んでおられたロードの「復権」に寄与できたのであれば、加瀬氏に対するなによりの御恩返しができたのではないかと思っている次第である。改めて加瀬氏の御霊に感謝の気持ちを伝えたい。

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

ジョン・ロード『代診医の死』が論創海外ミステリから刊行予定

 ジョン・ロードの『代診医の死』(“Dr. Goodwood’s Locum”、米題“The Affair of the Substitute Doctor”:1951)は、2014年3月にROM叢書から刊行されましたが、少部数の同人出版であったため、すぐに品切れとなり、その後、商業出版での刊行をという御要望を多くの方々からいただいておりました。
 このたび、同書が論創社の「論創海外ミステリ」叢書から刊行されることが決まりましたので、ここにお知らせ申し上げます。なお、今回の刊行にあたり、訳文・解説ともに改めて手を入れる予定ですので、誠に恐縮ではございますが、ブログ記事にアップした解説につきましては削除させていただきます。ご寛恕を賜りますようお願い申し上げます。
 私にとっては、同叢書から刊行されるものとしては、今月末に刊行予定のJ・J・コニントン『九つの解決』に続く第二弾となります。刊行時期等の詳細につきましては、改めてお知らせいたします。
 多くの読者の皆様に楽しんでいただけることを願っております。


                 「代診医」英初版
                    英ジェフリー・ブレス社初版ダスト・ジャケット


                 「代診医」米初版
                    米ドッド・ミード社初版ダスト・ジャケット

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

ジョン・ロード『代診医の死』が予約開始

 ジョン・ロードの『代診医の死』(論創社)がアマゾンで予約開始しています。

    Amazon 

 「資産家の最期を看取った代診医の不可解な死。プリーストリーの鋭い推理が暴き出す真相とは……。筋金入りの本格ミステリファン必読。あなたは作者が仕掛ける巧妙なプロットを読み解けるか?」(論創社HPより)

 解説は、まさに筋金入りのジョン・ロード・ファン、林克郎氏に執筆していただきました。
 多くの読者の皆様に楽しんでいただけることを願っております。


                代診医の死
プロフィール

S・フチガミ

Author:S・フチガミ
お問い合わせ等は
fuhchin6491
(アットマーク)
hotmail.co.jp
へどうぞ

カテゴリ
フリーエリア
天気予報
リンク
検索フォーム
アクセスカウンター
RSSリンクの表示