アガサ・クリスティ 「ポアロとレガッタの謎」

 「ポアロとレガッタの謎」(‘Poirot and the Regatta Mystery’)は、ストランド誌1936年6月号に掲載されたポアロ物短編である(邦訳は「EQ」1994年5月号に掲載)。その後、パーカー・パイン物の短編「レガッタ・デーの事件」(‘The Regatta Mystery’)に改稿され、今日ではこちらのバージョンのほうが一般的に知られている。オリジナルのポアロ物のほうは、邦訳でもまだ単行本収録されていない。
 以下にアップするのは、初出誌のストランド誌に掲載された際の挿絵。イラスト画家はジャック・M・フォークス。



レガッタ1


レガッタ2


レガッタ3


 ストランド誌の表紙も、ローウェル・トーマス(「アラビアのロレンス」を世に知らしめたことで有名なジャーナリスト)によるルーズベルト大統領の取材記事を前面に出しているところが時代を感じさせる。
 なお、本編のオリジナル本文は、その後収録された単行本も入手困難となっているようだが、現在ではアマゾンのKindle Editionでも読めるようだ。



ストランド表紙

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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No title

両方の短編とも読んだことありますが
こんなイラストが見られてうれしいです。
いつも貴重な資料を見られるようにしてくれてありがとうございます。

「ポワロとレガッタ」は、EQに載ったきりなんですね。
その後に見つかった短編ですら単行本収録されてるのに。

まだあるんです

ポアロ物の読破を目指して一生懸命読んでいた中学生の頃、「長編33、短編53、戯曲1の計87編」と憶えていたものでしたが、今では、「クリスマスの冒険」、「ポアロとレガッタの謎」、さらには、未発表原稿の中から「ケルベロスの捕獲」、「犬のボール」まで見つかり、記憶した数が混乱してしまいました(笑)
ちゃさんのホームページのリストは、これら新発見の短編もしっかり押さえてあるので、参考にする時とても便利です。ちなみに、ジョン・カランは『アガサ・クリスティーの秘密ノート』の続編に当たる“Agatha Christie’s Murder in the Making”を2011年に出していますが、これにはミス・マープル物の「管理人の事件」の異稿版‘The Case of the Caretaker’s Wife’が収録されています。新発見の異稿版のほうがあとから書かれたもののようですね。作品リストをアップしているHP等でこれに言及しているものは(気づいた限りでは)ないようなので、先駆けて情報追加されてはいかがでしょうか。
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