ジェイムズ・E・キーランズ “The John Dickson Carr Companion”

 カー・ファンにとってはなかなか重宝なリファレンスが出ている。ランブル・ハウスから刊行されたジェイムズ・E・キーランズの“The John Dickson Carr Companion”(2015)は、カーの長編、短編、ラジオ・ドラマ、戯曲、詩、エッセイや書評などの書誌データはもちろん、作品に出てくる登場人物、パブ、レストラン、地下鉄なども項目として取り上げて解説した事典。ラテン語の引用なども詳しく解説してくれているのが便利だ。
 未発掘作品の項目など、ダグラス・G・グリーンの『ジョン・ディクスン・カー〈奇蹟を解く男〉』に依存しているところも大きいが、一巻に手際よく項目別に整理してくれたおかげで読みやすく、カーの作品を読む際に傍らに置いておけば恰好の手引きとなるだろう。冒頭の謝辞によれば、キーランズが同書を執筆したきっかけは、トニー・メダウォーに勧められたことで、メダウォー自身も協力しているようだ。
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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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