マクロイ『二人のウィリング』書評が「本の雑誌」に

 「本の雑誌」2016年7月号に、酒井貞道氏によるマクロイ『二人のウィリング』(ちくま文庫)の書評が載りました。
 「魅力的な謎と巧みな伏線配置で魅せる、古典ミステリの佳品」という作品の基本的性格をまず端的に明らかにし、ストーリーの簡潔な要約を踏まえた上で、「先の展開が読めない序盤、ギスギスした人間関係が徐々に明らかになってくる中盤、急展開の終盤と、読者をまったく飽きさせない。謎解きもばっちり決まる。わずか三百ページ未満なのに、雰囲気醸成も登場人物描写も余裕綽々なのが凄い」と締めくくっておられます。
 余談ですが、実は「本の雑誌」は、手にすることはあっても、購入したのはこれが初めてで、自分のアンテナの低さを少々恥じています(書評が載っていることは編集者の藤原氏からご教示いただいて初めて知った次第です)。
 「読書の原点を探せ!」という特集もなかなか興味深く、岩波少年文庫の話題も出てきますが、思えば、このシリーズの『シャーロック・ホームズの冒険』は、自分の推理小説体験のスタートの一つだったはず。林屋辰三郎氏の話題も出てきますが、氏の『古代国家の解体』は、継体・欽明朝の歴史を学ぶ中で大変刺激を受けた著作の一つだったことを思い出しました。
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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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