ドロシー・L・セイヤーズ「ジョーカーの使い道」

 セイヤーズのピーター・ウィムジイ卿ものの第一短編集“Lord Peter Views the Body”(1928)は「クイーンの定員」にも選ばれている。その収録作「ジョーカーの使い道」(原題:The Unprincipled Affair of the Practical Joker。邦訳は『顔のない男』創元推理文庫収録)は、もともとピアスン誌1926年2月号に‘Beyond the Reach of the Law’というタイトルで掲載された。
 挿絵を描いているのは、ジョン・キャンベル。


               Practical Joker1


               Practical Joker2


               Practical Joker3



 邦訳では、各短編がばらばらに翻訳紹介されてきた経緯もあり、統一性を失っているのだが、セイヤーズは、“Lord Peter Views the Body”の収録作を単行本にまとめて改題する際、各短編のタイトルに、‘abominable’、‘entertaining’、‘fascinating’、‘fantastic’、‘unprincipled’、‘undignified’、‘vindictive’、‘bibulous’、
‘learned’、‘piscatorial’、‘unsolved’、‘adventurous’という具合に、それぞれ内容の特徴を表す凝った形容詞を付した。いかにも才媛だったセイヤーズらしい趣向だ。
スポンサーサイト

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

S・フチガミ

Author:S・フチガミ
お問い合わせ等は
fuhchin6491
(アットマーク)
hotmail.co.jp
へどうぞ

カテゴリ
フリーエリア
天気予報
リンク
検索フォーム
アクセスカウンター
RSSリンクの表示