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アガサ・クリスティの未刊行作品がリリース

 当ブログでも紹介してきたが、クリスティには、Personal Call、Butter in a Lordly Dishのような未刊行のラジオ台本、Chimneys、A Daughter's A Daughterのような未刊行戯曲のほか、最近、ジュリアス・グリーンがCurtain Up: Agatha Christie: A Life in the Theatreで明らかにした、The Stranger、The Wasp's Nestなどのお蔵入りの戯曲があったが、英サミュエル・フレンチ社がついにこれらの作品の刊行に踏み切った。

A Daughter's A Daughter(『娘は娘』の戯曲化)
A Poirot Double Bill(The Wasp's Nest(ポワロもののテレビドラマ台本)、Yellow Iris(ポワロもののラジオ台本)を収録)
Fiddlers Three(クリスティ最後の戯曲)
Murder in the Studio(Personal Call(ラジオ台本)、Yellow Iris(同前)、Butter in a Lordly Dish(ラジオ台本)を収録)
The Secret of Chimneys(『チムニーズ館の秘密』の戯曲化)
The Stranger(「ナイチンゲール荘」の戯曲化。クリスティ自身によるオリジナル戯曲)
Towards Zero(クリスティ自身によるアウトドア・ヴァージョン)

 これらの中には、グリーンの著書にも出ていない新発見の作品も含まれており、特に興味深いのは、『ゼロ時間へ』を屋外設定に変えたヴァージョンだろう。これは、グリーンが明らかにした、現行版以前にクリスティが単独で執筆したとされる版ではなく、現行版以降に改稿した版らしく、レディー・トレシリアンの邸〈ガルズ・ネスト〉(邸名も変わっているようだ)の庭とテラスで劇が進行する。バトル警視、トリーヴズ弁護士は登場せず、反対に、現行版には登場しないマクワーターが登場している。
 ポワロものの台本も二作あり、ポワロものの作品数はまた増えたようだ。
 グリーンが明らかにした未刊行戯曲はほかにもあり、フレンチ社はどうやら来年以降も刊行を予定しているらしい。クリスティはこれからもまだまだ新作が出るようだ。
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